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2026.02.23
2026年度のセミナー申込受付ページを公開しました。
アタッチメント理論の研究を学び
日々の支援に活かせる実践的講座
本セミナーはこのアタッチメント理論の研究と実践について、
これから研究を始める大学院生や、今現在支援に関わっている方々に、
我が国の第一人者を始めとする人々による系統的な講義と、
実践に則した支援のヒントを提供し、その学習に役立ててもらおうとするものです。
2026年度からは年ごとのテーマを設定し、より広く全般的な見取り図を描くだけではなく、
特定の問題に取り組む時により実践的な手がかりが得られることを目指しています。
始まりとなる2026年度のテーマは「行動問題について考える」です。
支援や治療の現場に現われる子どもや大人が呈する行動上の問題はどのように発達し、
またどのように理解され、対応されるのか、そうしたことを考えるセミナーになるよう企画をしました。
本セミナーを通して学びが深まることが日々の支援の手がかりとなり、
何より支援を受ける子ども、大人、そして親子の安寧に寄与することを願っています。
list of courses in 2026
2026年度 講座一覧
【テーマ】行動問題について考える
アタッチメント理論に関心のある大学院生、研究者、福祉・医療・教育・司法などの現場で働いている方が対象です。
全日程、オンラインでの開催となります(zoomウェビナー)
※開講日は奇数月の第2週の土曜日を基本としておりますが、講師の先生方のご都合で前後している回がございます。
(通常の時期と違う週に開催している場合は*を付けております)
| 参加方法 |
通年参加 【受講料】52,800円(48,000円+税)/全6回1年間6回の全日程への参加を希望される方のための受講形式です。 1日参加 【受講料】11,000円(10,000円+税)/1回 ※1コマのみ参加の場合も同額です。6回のセミナーのうち、ご希望の日程を選択してご参加いただく形式です。 |
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第1回 | 2026年4月25日(土) *
13:30-15:00
【理論.1】アタッチメント概説
アタッチメント理論・研究について、特に社会情緒的側面の発達との関係で概説します。
#アタッチメント #探索 #安全な避難所 #安心の基地 #安心感の輪 #基本的信頼 #自己と社会性の力
遠藤利彦
Endo Toshihiko
|東京大学
東京大学大学院博士課程単位取得退学。博士(心理学)。京都大学准教授などを経て、現在は東京大学大学院教育学研究科教授、同附属発達保育実践政策学センター(Cedep)センター長。専門は発達心理学、感情心理学。NHK「すくすく子育て」等に専門家として出演。
15:15-16:45
【理論.2】乳幼児期の社会情緒的発達
乳幼児期のアタッチメントの発達と社会情緒的側面の発達との関係、および日本の子ども‒養育者のストレンジシチュエーション法における特徴を解説します。
#乳幼児期 #社会情緒的発達 #日本における特徴 #ストレンジ・シチュエーション
梅村比丘
Umemura Tomotaka
|広島大学
ニューヨーク州立大学ストニーブルック校卒業。テキサス大学オースティン校大学院修了。チェコ共和国マサリク大学での研究員を経て、広島大学に着任。ストレンジ・シチュエーション法と、アタッチメント対象者の移行を専門としている。
※終了した講座は、アーカイブでのご視聴になります
第2回 | 2026年7月11日(土)
13:30-15:00
【理論.3】児童期の社会情緒的発達
児童期のアタッチメントの特徴と社会情緒的側面の発達との関連、および乳幼児期のアタッチメントとの関連について解説します。
#アタッチメント対象 #対人関係の広がり #安定的なアタッチメント #学校適応
村上達也
Murakami Tatsuya
|立正大学
早稲田大学卒業。筑波大学大学院科修了。筑波大学特任研究員、順天堂大学准教授等を経て、現在、立正大学法学部・資格教職センター准教授。児童期のアタッチメント研究を中心に、児童の対人関係、学校適応の研究を行っている。
15:15-16:45
【理論.4】青年期の社会情緒的発達
青年期のアタッチメントと青年期に見られる適応上の問題との関連について解説します。
#青年期の問題行動 #アタッチメントと自律・自立 #家族療法
北島歩美
Kitajima Ayumi
|日本女子大学
東京大学大学院博士課程単位取得退学。2001年よりIPI(統合的心理療法研究所)にて家族療法を実践している。いくつかの大学学生相談室の経験を経て、現在は日本女子大学カウンセリングセンターにて青年期臨床に携わる。
※終了した講座は、アーカイブでのご視聴になります
第3回 | 2026年9月12日(土)
13:30-15:00
【査定.1】非組織化とアタッチメント
アタッチメントの問題と密接に結びつく非組織状態について、そこから生じる行動上の問題について、そのアセスメントとともに解説します。
#無秩序・無方向(D)型アタッチメント #どうしたらいいのかわからない恐れ #怯えさせる・怯えている行動(養育者) #統制型行動(幼児)
数井みゆき
Kazui Miyuki
|茨城大学
メリーランド大学大学院修了(Ph.D.,発達心理学)。茨城大学名誉教授。アタッチメントの生涯発達、世代間関連などを専門としている。著書、『アタッチメント』(ミネルヴァ書房)、『人間の発達とアタッチメント』(誠信書房)など。
15:15-16:45
【査定.2】質問紙研究による知見
成人のアタッチメントを測定する質問紙と個人内、個人間の適応に関する知見を解説します。
#アタッチメント不安 #アタッチメント回避 #アタッチメントの無秩序性
中尾達馬
Nakao Tatsuma
|琉球大学
九州大学大学院人間環境学府博士課程単位取得退学。博士(心理学)。児童期から老年期まで、質問紙を中心としたアタッチメント研究を行っています。
※終了した講座は、アーカイブでのご視聴になります
第4回 | 2026年11月21日(土) *
13:30-15:00
【臨床.1】発達の多様性とアタッチメント:
神経発達症の「行動問題」の背景をアタッチメントの視点から理解する。
神経発達症(旧発達障害)とアタッチメントの関係性、およびそれらの視点で行動上の問題をどのように理解するかを紹介します。
#神経発達症(旧発達障害) #アタッチメント #感覚処理特性
西田佐希子
Nishida Sakiko
|沖縄県コザ児童相談所
九州大学大学院修士課程修了。東京医科歯科大学大学院博士課程退学。行政心理職として子育て支援・児童福祉領域での臨床実践を経て、現在児童相談所勤務。現在の臨床実践のオリエンテーションはMBT―C、MBT―A(メンタライゼーションによる子どもと養育者、および思春期青年の治療)。神経発達症の親子及び支援者支援に長く関わっています。
15:15-16:45
【臨床.2】行動問題とアタッチメント
行動問題をアタッチメントの視点で理解するための全般的な枠組みと、その臨床的な使い方の例を紹介します。
#非組織化 #解決としての問題 #危機的状況
工藤晋平
Kudo Shinpei
|名古屋大学
九州大学大学院人間環境学府単位取得退学。博士(心理学)。学校、病院、刑務所、民間保護施設などでの臨床経験があり、現在は名古屋大学心の発達支援研究実践センターおよび学生支援本部准教授。刑務所スーパーバイザーや社会的養護領域での研修にも関わっている。専門は精神分析とアタッチメント理論。
※終了した講座は、アーカイブでのご視聴になります
第5回 | 2027年1月9日(土)
13:30-15:00
【臨床.3】逆境的体験とアタッチメント
逆境的体験とはどういうものか、また子どもが受ける影響についてアタッチメントの視点から考えていきます。臨床的介入をする際の考え方や、支援方法なども紹介します。
#逆境体験 #安全基地 #養育支援
御園生直美
Misonoo Naomi
|白百合女子大学
白百合女子大学発達心理学研究室助手を経て, The Tavistock and Portman NHS留学、Research Assistantを経て現在、白百合女子大学講師、早稲田大学人間総合研究センター客員研究員。博士(心理学)。社会的養護、特に里親養育、養子縁組が専門。
15:15-16:45
【臨床.4】非行とアタッチメント
少年による行動問題は非行と呼ばれることがあります。非行の背景には、しばしばアタッチメントの問題が横たわっています。本講義では、非行が安全と安心のためのもがきであり、苦闘であることをアタッチメント理論の観点から紹介し、臨床との接点について考えたいと思います。
#行動問題 #解決の試み #応答すること
淺田慎太郎
Asada Shintaro
|NPO法人 風の家
民間更生保護施設NPO法人 風の家理事長。同時に精神科クリニックや心理臨床オフィスに勤務。精神分析的心理療法、司法心理療法、アタッチメント理論を専門とし、非行・犯罪に精神分析やアタッチメントの観点からアプローチしている。
※終了した講座は、アーカイブでのご視聴になります
第6回 | 2027年3月13日(土)
*開始時刻に変更あり。
14:00-15:30
【臨床.5】関係性の問題
子どもの行動上の問題について、養育者との関係性の問題として理解する視点と介入について紹介します。
#行動上の問題 #関係性の問題 #親子関係支援 #安心感の輪
北川恵
Kitagawa Megumi
|甲南大学
甲南大学文学部教授。京都大学博士(教育学)、公認心理師、臨床心理士。Adult Attachment Interview 認定コーダー。Circle of Security Parenting Program(「安心感の輪」子育てプログラム)認定トレーナー。著書に『アタッチメントを学ぼう』日本評論社2025年など。
15:45-17:15
【臨床.6】自傷行為やその他の自己破壊的な側面を持つ行動とアタッチメント
リストカットなどの自傷行為やその他の自己破壊的な面を持つ行動(例:オーバードーズ(薬物過剰摂取)、危険な性行為、浪費など)にアタッチメントが関係することが指摘されています。その心理的なメカニズムをまとめ、支援の方法について論じます。
#非自殺性自傷(nonsuicidal self-injury) #リストカット #オーバードーズ #危険な性行動 #アタッチメント
森田展彰
Morita Nobuaki
|筑波大学
筑波大学医学専門学群卒業。同大学大学院博士課程修了。医学博士。2010年から筑波大学医学医療系准教授。専門は精神衛生学。物質使用障害、児童虐待・DV・犯罪・非行の被害者と加害者への介入・支援を研究、NPO法人リスペクトフルリレーションシッププログラム研究会(DV加害者や被害者へのプログラム実施団体)幹事
※終了した講座は、アーカイブでのご視聴になります